圧縮ファイルを使いこなす
添付されるファイルは容量を少なくして送受信の負担にならないようサイズを小さくすることを目的に、圧縮という処理がされている場合があります。その種類をざっとあげると、つぎようなものが あります。
| LHA（.lzh）, Zip（.zip）, Stufflt（.sit, .sea）, BinHex（.hqx）, MacBinary（.bin）, Compact Pro（.cpt）, AppleLink Package （.pkg）, BMG(.DMG), ARC （.arc）, gzip （.gz）, TAR （.tar）, Unix Compress （.Z）, UUcode （.uu）, ISH（.ish） |
カッコの中は圧縮ファイルの種類がわかるようファイル名の最後に付けられる拡張子です。たとえば、LHAであれば、photo1.lzhなどというファイル名で写真ファイルが圧縮されていたりします。添付ファイルがこれらの拡張子だったら、それぞれの形式で圧縮されているということです。
また、圧縮ファイルには自己解凍ファイルというものがあって、この場合はダブルクリックするだけで自分を解凍して元に戻ります。Windowsであれば、.exe、Macintoshならば、.seaなどという拡張子が付いている場合が多くなってます。
圧縮形式の多さにうんざりするかもしれませんが、実際にパソコンを使っていてよく遭遇するのは、Windowsでは、日本のものならばLHA（.lzh）が多く、外国のものではZIP（.zip）です。Macintoshでは、Stufflt（.sit, .sea）, BinHex（.hqx）MacBinary（.bin）, BMG(.DMG)などです。
これらを圧縮されているものから元に戻す（解凍するといいます）には、解凍ソフトが必要です。Windowsでの＋Lhaca(ラカ)について簡単に説明しておきます。
Macについては、OSX 10.3から圧縮・解凍機能がOSに標準装備されていて、ダブルクリックすれば解凍されます。しかし、これですべてではないので、Stuffit ExpanderとStuffIt Deluxeについて説明します。
＋Lhaca(ラカ)
Windowsで.LHA（.lzh）とZip（.zip）を圧縮・解凍するためのフリーソフト（無料）です。これでたいてい何とかなると思います。
・ソフトの入手方法
このソフトは、次の作者のウェブサイトからダウンロードできます。Lhaca075.EXEをクリックします。
・＋Lhaca
・インストール
入手したLhaca074.EXEをダブルクリックします。「OK」のボタンを押します。インストールはすぐ完了します。これによって、マイコンピュータやごみ箱と同じ画面のデスクトップとスタートメニューのプログラムのところに+Lhaca関連のショートカット（アイコン）が作成されます。デスクトップ上にできた+Lhacaのアイコンをダブルクリックしてみてください。設定画面になります。解凍先も圧縮先もデスクトップになっているはずですから、すべての作業はデスクトップ上で行えます。そして、画面下の関連付けのLZHとZIPのボタンを押しておきましょう。こうしておけば、どこにそのファイルがあってもダブルクリックするだけで、自動的に解凍が行われます。
・解凍方法
送られてきた圧縮ファイル（〜.lzhや〜.zip）は、クリックしてファイルとして保存しておいてください。保存場所がわかりやすいのはデスクトップでしょう。そのファイルをダブルクリックします。デスクトップに新しいフォルダができて、このなかに解凍されたファイルがはいります。
StuffIt ExpanderとStuffIt Deluxe
スタッフイットシリーズです。この２つがあれば、MacintoshでもWindowsでも、ほとんどのものを解凍、圧縮できるものです。主にMacintoshで使われています。前者だけで解凍はできますが、後者はさらに圧縮する機能もついています。前者はフリーウェアで無料ですが、後者は製品です。
・ソフトの入手方法
Alｌume Systemsという会社が作っていて、こちらで最新版（英語版）が手に入ります。ます。日本ではそのパートナーであるact2という会社のこちらから日本語版がダウンロードできます。このページには圧縮と解凍についてのわかりやすい解説がのっていますので参照するとよいと思います。パソコン雑誌のCD-ROMに入っているものでも結構です。
・インストール
ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。あとは指示どおりです。
・解凍方法
ソフトを立ち上げて「ファイルfile」の「解凍expand」を選びファイルを指定するだけです。メールソフトによっては、Stufflt Expanderを自動的に起動して何も意識することなく解凍してくれて、デスクトップにファイルが登場します。
