メールが来なくてさびしい人に(その2)
メーリングリストにはいろう
メーリングリストとは、ある話題をもとにつくられたり、ある仲間でつくられた1つのメールアドレスです。雑談、おしゃべり、アドバイス、情報交換、グチの墓場、たすけあい、ささえあい、などの場所です。省略するとMLと書きます。メールマガジンが「1対多」なら、メーリングリストは「多対多」になります。1つのメールアドレスに多くの人のリストが登録されていますので、誰かがそのアドレスに送ると登録されたメンバー全員に届くという仕組みです。同じく自分がそのアドレスに出すとメンバー全員にメールが配達されます。
参加方法はそれぞれのサイトなどをみてもらえればわかると思いますが、画面から簡単に入力したり、メーリングリストの参加用のメールアドレスに1行程度の簡単なメールを送るだけで参加できたりします。
入ってもいいけど守って欲しいルール
メーリングリストによってさまざまなルールを設けているところがあります。基本的には、次にあげるようなものが多いようですし、ルールがなくてもこれぐらいは気をつけたいところです。
・返信先に気をつける
届いたメールに「返信」「差出人へ」などといった機能を使う場合は、いったい宛先が誰になっているか確認してください。投稿した個人なのか、管理者なのか、メンバー全員なのか明確にして、宛先を慎重に決めましょう。あとは、返信先(Reply-to)の設定をしておかないことです。自分のメールアドレスをここに記入する人がいますが、これは間違いで、自分のアドレスと違うところに送って欲しい場合に記入するのです。めんどうにならないように消しておきましょう。
・ちゃんと脱退もすること
簡単に参加できるからといって、入ったあと読みもしないのに入り続けていると、世の中の迷惑です。それだけインターネットの回線が込み合いやサーバもいっぱいになりますので。ちゃんと脱退する方法も知ってから入りましょう。参加者が多く活発なところだと、1日何百通も届くことがあります。毎日こまめにメールを見ない人はたくさん来るものには入らないようにしましょう。メールアドレスが変わるときなど、脱退の手続きをちゃんとしましょう。なお、脱退するときはそれようのメールアドレスがあります。メーリングリストに出さないでください。暗い雰囲気がみんなに伝わります。
・HTMLメールと添付ファイルはしない
また、ふつうのEメール同様、HTMLメールは読めない人もいるのでやめるべきですし、添付ファイルも参加者の了解がとれないうちは迷惑なのでやめましょう。
・メンバーの発言は引用して使う
メンバーが発言したことに対して、「○○さんは○○で○○と言っていましたが・・・」などと部分的でも全体的でも言い換えたり要約すると内容が変わってしまうことがあります。Eメールでは引用ということができるので、発言はそのまま引用しながら自分の文章を書きましょう。誤解のないようにすることです。
・管理者を大切にすること
メーリングリストには管理者がいて、申し込み、登録、削除までボランティアの場合がほとんどです。手動でやっているところが多くあります。その苦労を理解したほうがよいでしょう。管理者に対して感謝のメールを出すなど、大切にしてあげましょう。
いろんなメーリングリストに入ってみる
・月間ML紹介
日本で最初のメーリングリスト紹介のホームページ。世間に山ほどあるメーリングリストを探すためのホームページです。自分の趣味に合ったものを探して参加してみましょう。
・Yahoo!グループ
日本で最大のメーリングリストです。探すこともできますし、作成することもできます。
メーリングリストをつくってみよう
これをつくるには職場や学校関係ならその管理者に頼むのが得策です。プライベートなもの、もっとオープンなものであれば、民間プロバイダ(どこでもメーリングリスト作成をやってくれます)でつくってもらうか、以下のサイトを見てみてください。無料で作成してくれます。うちわで少人数でつくるのもよし。全国、さらには世界向けてメンバーを募集してもよし。
・Yahoo!グループ