メールアドレスはシンプル
世界で1つの自分の住所です
Eメールがハガキであるとして、その宛先である名前と住所が必要になります。これをメールアドレスといいます。メールアカウントとも呼ばれます。メールを送るには、必ず相手のメールアドレスがわかっていないと送れません。もちろん、自分が受けとるときも、誰かのを借りないかぎり、自分のアドレスが必要になります。メールアドレスだけが、メールを相手に届けるための唯一の情報なで、同じものはありません。メールアドレスさえわかっていればこれだけの情報で世界中の人にメールを出せます。
郵便なら住所や名前が少々違っていても郵便局の人が判断して配達してくれますが、メールアドレスは1文字でも間違っているとメールは届きません。また、全部半角にすることも忘れてはなりません。アドレスが間違っていてそのアドレスが世の中に存在していなければ、「宛先はみつからない」という内容の英語のメールが届きます。びっくりする人がいますが、中身をよくみてみましょう。
ユーザ名@ドメイン名ですべてです
メールアドレスは名前と住所でできています。名前の部分をユーザ名、住所の部分をドメイン名といいます。この、"ユーザ名@ドメイン名"が、世界中でただひとつあるメールアドレスです。名前を付けるときには世界で通用するので世界中の人にわかりやすいようにしましょう。
ユーザ名は当たり前ですが利用者自身の名前です。メールサーバといわれるコンピュータに登録してある個人を識別する名前をあらわしたものです。ユーザID、アカウント名、アカウントIDということもあります。
ドメイン名とは、会社、学校などの組織、さらに国や地域をあらわし、利用者が参加しているネットワークをあらわしたものです。インターネットの世界での住所のことです。いくつかの「.」(ピリオドです。ドットと読みます)で区切って書きます。カンマではありません。プロバイダ(インターネット接続業者)、または所属する職場や学校などによって決まっています。ドメイン(domain)とは、「領地」や「範囲」という意味の英語です。
ユーザ名とドメイン名のあいだには、区切りをあらわす記号として半角の「@」をいれます。これはアットマークといって、英語で場所をあらわす前置詞atのmarkです。aの右下がぐるっと左回りに伸びたかたちをしています。アットマークがキーボードにあることを知らずに、日本語の記号から全角のものを探してきて記入して送れないと相談してきた人がいますが、半角で入れてください。また、この前後に空白などを入れることはありません。
相手のメールアドレスは相手に聞きましょう
ひとのメールアドレスを簡単に調べる方法はありません。本人に直接聞くか、間接的に教えてもらうのがほとんどでしょう。それ以外はホームページで探せますが、それはその人が個人のページを開いている場合です。学校や会社などの組織のホームページがある場合も、個人のメールアドレスの一覧が書かれている場合があります。
初めて送る相手には、まず本当に届くかどうか試してからがいいでしょう。どうでもよい用件ならかまいませんが、重要な内容だったり、プライベートなものだったら、別の人に送られてしまう可能性があるからです。