メールを使いこなす:初心者のためのメール利用講座

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あの人にもこの人にも送る

 複数の人に同じメッセージを送りたい場合には、3種類の方法があります。

宛先(TO)にならべる

  もっとも簡単なのは「宛先」に「,」(カンマ)で区切って複数のアドレスをならべる方法です(「;」セミコロンでも大丈夫です)。この場合、受け取った側には、「宛先」のところに全員のメールアドレスや名前が表示されます。この全員にこのメールを送ったんだなとわかります。

自分

TO:A,B
「2人に知らせておこう」

→送信

 Aさん

TO:A,B
「2人に送ったんだ」

 Bさん

TO:A,B
「2人に送ったんだ」



CCにならべる

  宛先以外でも、ここに「,」(カンマ)で区切って複数のアドレスを書くことができます。CCはカーボンコピー(Carbon Copy)の略です。

  上との違いは、宛先以外のところにも送られて、受け取った側ではCC表示された相手が明らかになるということです。宛先に3人、CCに5人でもいいわけです。これは、実際のところ上とほとんど変わりありませんが、相手には「自分にはTOじゃなくてCCで来た」というのがわかります。その意味としては「ご参考までに読んでいただけたら」です。

  たとえば、Aさんにメールを出すとして、Bさんにもその内容を知っておいて欲しかったらCCのところにBさんの宛先を書いておけばいいわけです。 AさんにもBさんにも、受信したメールには下のように見えます。

自分

TO:A
CC:B
「Bさんにも知らせておこう」

→送信

 Aさん

TO:A
CC:B
「Bさんにも送ったんだ」

 Bさん

TO:A
CC:B
「Aさんに送ったんだ」



BCCにならべる

 BCCはブラインドカーボンコピー(Blind Carbon Copy)の略です。「隠しコピー」などといいます。CCと同様に宛先以外にも送りたい場合に使います。ところが、BCCの人に送ったことを宛先(TO)の人には知られたくない場合や宛先の人にBCCの人のメールアドレスを知られたくない場合に使います。

 上の例でいえば、AさんにはBさんに同じメールを送ったことを知られたくない場合やAさんにBさんのアドレスを知られたくない場合に使えます。Aさんのところに来たメールを見れば、自分宛のTOのところに自分のアドレスがあるだけになります。Bさんでも同じに見えますが、BCCを知らないと、意味がわかりにくいかもしれません。

自分

TO:A
BCC:B
「AさんにわからないようにBさんにも知らせておこう」

→送信

 Aさん

TO:A

「私だけに送ったんだ」

 Bさん

TO:A

「Aさんに送ったんだ」

 

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