仕事とプライベートの両方でメールを使いこなす
仕事(または学校)とプライベートでは別のアドレスでやりとりしたいとき、また、職場に来たメールを自宅のパソコンでも見られるようにするには、どのようにすればいいでしょう。
受信したメールをあちこちで読む
1つのアドレスに到着したメールを、職場のパソコンでも自宅のパソコンでも両方で見たいことがあります。ところが、設定によっては、あるパソコンで1回読んだメールはサーバから削除されて、ほかのパソコンでは開けなくなります。こうならないためにはメールソフトの設定で「サーバにメッセージのコピーを置く」や「サーバにメッセージを残す」など、サーバから削除されない設定にします。こうしておけば、メールがサーバに一定期間保存されます。しかし、メールがたまり過ぎるなど不適切な面があって推奨されていない場合もありますから注意して下さい。
送信したメールの内容をあちこちで確認する
自分が送信したメールの内容をあとから確認したいときがあります。メールソフトではそのための機能が用意されています。送信したメールはすべて送信ボックスあるいは送信フォルダなどにたまっていくようになっているソフトもありますし、そのコピーをファイルやフォルダとしてフロッピーやパソコンのハードディスクなど指定した場所に残すように設定できるものもあります。
ところが、この場合は送信したときに使ったパソコンでしか見られません。あちこちのパソコンで見たい場合は、同時に自分のアドレスにも送っておきます。多くのソフトではもともとそのような機能が付いていますし、そうでない場合でも、BCC:に自分のアドレスを指定するという方法があります。相手に送ったものが自分にも送られてきますから、到着したメールを見れば内容が確認できます。
複数のメールアドレスを持つ
すでに職場や学校などでメールアドレスをもらって使っている人でも、それ以外にプライベートでメールアドレスを持ちたい場合があります。これには、3つほど方法があります。
・もっとも一般的なもので、インターネット接続業者(プロバイダ)と契約してそこからアドレスをもらう
・携帯電話やPHSのメールアドレスを使う
・無料でメールアドレスをくれるところからもらう(詳しくは「メールに使うお金を節約したい」をご覧ください)
あるアドレス宛のメールをつねに別のアドレスへ転送する
複数のアドレスを持つとそれぞれを全部チェックする必要が出てきます。こんな時便利なのが、サーバ上でのメールの転送機能です。あるアドレスに到着したメールを、指定した別のアドレスにそのまますべて転送することができます。こうすると、職場や学校のアドレスに来た同じメールを、携帯電話のアドレスで受けたりなど、プライベートなアドレスにも送ることができます。この転送先のアドレスの設定が自分で簡単にできるようになっているところもあります(とくにプロバイダからインターネットへ接続している場合)。場所によっては転送設定が簡単ではない場合もありますから、そのときは管理者に相談してみましょう。